~3・4年生青空教室より~
2010年 05月 07日

新年度になり、これまで担任の紀子先生と青空教室に出かけていた3年生は、私と4年生とも一緒に行くこととなりました。私にとっても新3年生の授業を受け持つのは初めて。最初の授業の日の朝、登下校見守りで迎えた豊浦駅で3年生からは、「先生どこへ行くの?」と、新しい世界に出かけるかのような期待感を感じます。
初回の授業では学校の裏山にある町営スキー場横の雑木林へ出かけました。冬にスキー場となる牧草地を横切り、トドマツ林の中に入りました。鬱蒼とした木々の中で落ち葉を踏みしめ、朽ちた倒木をまたぎます。ホロリタケを見つけ、摘んで胞子を「パフッ」。私にとっては来慣れた林を歩いていると後ろから、次々と「楽しいなあ、楽しい」と弾む声が聞こえてきます。そして雑木林に到着。「3人の先生から見えるところより離れないで」と伝え、自由時間となりました。4年生は昨年何度か来た森ですが、3年生にとっては新鮮そのもの。すぐに、森の中を歩き回ります。ある子はつるを見つけてはぶら下がり、登りやすい木を見つけては木登り。ある子は4年生と夢中になってイタドリや木の枝でチャンバラごっこ。向こうはどうなっているのだろう。そんな好奇心で、何人かの子どもたちはあっちに行ったかと思うと今度はこっち、という風に森の中を駆け回ります。でこぼこした斜面を駆け下りる、ということすら、彼らにとっては楽しみにしてしまうようです。ツルが絡まり合って木に被さった所を見つけては「これ秘密基地!」。また、“森の国”に入った女の子たちは「王様」となった男の子と散策し、森の世界に浸っていました。
森の中は動物たちの痕跡もそこかしこ。決まった場所にフンをする、タヌキの「タメフン」を足元で見つけました。子どもたちも、平らになった木の上に乗っかった石を除けてみるとオニグルミがどっさり。エゾリスのエサの隠し場所を発見するのでした。「こんなの見つけたよ!」と駆け寄ってきた子の手にはエゾシカの冬毛。子どもたちの観察の鋭さに驚かされました。ひとしきり思い思い遊んでさあ、帰ろう。再びトドマツ林を抜けて戻る途中、両手で抱えるほどの丸い石を発見。コロコロと緩い傾斜を押して転がしながら帰りました。
自然の中に入った時の心浮き立つような喜び、驚き、好奇心。そうした自然と触れ合う上での原点とも言える心を、最初の授業で子どもたちは見せてくれました。そんな子どもたちの心を大切に育みたい、そして、自分もそんな心をいつも忘れずにいたい、と思わせてくれました。子どもたちに感謝!
勝部武志
# by bridge-since2008 | 2010-05-07 16:21


