近年、大きく成長したのは生徒会活動でしょう。体育祭は恒例になってきましたし、いずみ祭への関わりも、当然になっています。また、部活動という、生徒が楽しめる課外活動も盛んになってきています。横のつながりが大切である青年期によりふさわしい活動をすることができる高等部に成長してきています。人数の少なさという問題は相変わらずありますが、それでもどうにか遣り繰りして、新しいステップへと毎年進んでいます。高等部としては、専科を担うスタッフの少なさがあり、これも毎年の課題ではありますけれども、こうして継続してこられたのは、支えて下さる皆様のおかげです。ありがとうございます。
9年生以上が関わっている大きな企画として、「いちごプロジェクト」があります。今収穫真っ盛りです。これには「いちご委員会」というものを設置して、水やり・ハウス換気・その他を任せています。ありがたいことに、今年度もイチゴはたくさん実ってくれました。まだ2回目に過ぎず、昨年とも環境が異なり、経験は浅いのですが、これも積み重ねていくことで、植え付けから販売までの流れを、時間をかけて身をもって知る機会にますますなっていくことを期待しています。
シュタイナー学校の生徒は違うといろいろな意味でよく言われるのを聞き、説明することは難しいとも耳にしてきました。そして実際に自分で見ても、確かに違うが、どう違うのか説明することは大変難しいということを感じ続けています。それでも、この生徒たちはよい未来を作っていくに違いないと感ぜざるを得ません。そういう青年たちと出会える幸運を思いながら、授業に向かっています。 (市川貴弘)
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by bridge-since2008
| 2012-06-26 11:45
| 教師より